機器側に取り付ける受け側コネクタです。基板実装タイプやパネルマウントタイプなどがあり、従来のノートPCや、多くの電子機器の電源入力部として使用されています。
ACアダプターや電源ケーブル側に取り付ける差し込み側コネクタです。DCジャックと組み合わせて使用し、確実な電源供給を行います。
ケーブル側に取り付けるタイプの受け側コネクタです。電源ケーブルの中継・延長や、別のタイプのコネクタへの変換に使用されます。
出力の大きいACアダプターなどで使用される、3~4ピンでロック付きの丸型コネクタです。主に医療機器や産業機器の電源用に使用されています。
電圧・電流・極性の異なるACアダプターを誤って接続しないようにするため、DC電源コネクタにはさまざまなサイズが規格化されています。DC電源コネクタは「5.5 × 2.1 mm」のように、外径と内径で表記されるのが一般的です(プラグ:円筒径 x 中心の穴径、ジャック:穴径 x ピン径)。適合しないサイズを使用すると接触不良や通電不良、発熱の原因となります。最も一般的なのは5.5 x 2.1 mmで、次いで5.5 x 2.5 mmですが、一般的に外径・接点サイズが大きい製品ほど高い電流容量に対応しやすい傾向があります。一部のサイズでは、プラグ側にピンが付いた形状のものもあります。当社では2.35 x 0.7 mmの小型タイプからラインナップしている他、国内で規格化されたEIAJ-1~4サイズも用意しています。
| プラグ規格 | ピン径 | 穴径 | 外径 | 形状図 |
| EIAJ-1 | - | 0.7 mm | 2.35 mm | ![]() |
| EIAJ-2 | - | 1.7 mm | 4.00 mm | |
| EIAJ-3 | - | 1.7 mm | 4.75 mm | |
| EIAJ-4 | 1.05 mm | 3.3 mm | 5.5 mm | ![]() |
| EIAJ-5 | 1.40 mm | 4.3 mm | 6.5 mm |
プラグの長さが異なると、奥まで挿入できなかったり、内部接点へ十分に届かなかったりする場合があります。ジャックを機器筐体内部に組み込む場合、筐体外装の厚さも考慮し、選定することが重要です。
必要な電圧・電流に対して十分な定格を持つ製品を選定します。許容値を超える条件で使用すると、接点の発熱や寿命低下、接触不良の原因となることがあります。
使用するACアダプターや既存機器と同じ規格であることを確認します。
使用する電源条件を十分満たす製品を選びます。定格不足は発熱や接触不良の原因となります。
用途に応じて、基板実装、パネル実装、ケーブルタイプなどを選択します。
防水性、抜け落ち防止のロック付き、ノイズ耐性を考慮したシールド付き、電池と外部電源の自動切換などに利用される挿入検知内蔵スイッチ付きなども考慮します。
PLC、HMI、小型コントローラ
ルータ、ゲートウェイ
監視カメラ、顔認証などの各種端末
ポータブル診断機器、分析装置
オーディオ、LED照明、小型ロボット、開発ボード
ハンドヘルドオシロスコープ、データロガー、小型測定器
DCジャックは機器側、DCプラグはケーブル側に取り付けられるコネクタです。両者を接続することで電源を供給します。
センタープラスとセンターマイナスは、DC電源コネクタの中心電極をプラス極・マイナス極のどちらとして使用するかを示す配線方式です。ACアダプターと機器側で極性が一致していないと、正常に動作しないだけでなく、機器の故障につながる恐れがあります。
外径は同じですが内径が異なるため、完全な互換性は保証されません。適切な組み合わせで使用してください。
パネルマウントは筐体へ固定するタイプ、基板実装はプリント基板へ直接取り付けるタイプです。
DC電源コネクタは、シンプルな直流電源供給用として広く使用されています。一方、USB Type-Cはデータ通信やUSB Power Delivery(USB PD)による電力供給など、多様な機能を備えています。産業機器など、24Vなどの固定電圧で電源を供給する機器や、シンプルな回路構成を重視する用途ではDC電源コネクタが採用されることが多く、汎用性や充電器の共用、USB機器との互換性を重視する用途ではUSB Type-Cが選ばれる傾向があります。用途や必要な機能に応じて適切なコネクタを選択することが重要です。